【ネタバレ】ハケンの品格について全話の感想を書いてみた【後編】

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どーもゆー・です。昨日に引き続きハケンの品格について感想・解説の続きです。各話ごとに追ってみたいと思います。

 

 

 

Contents

本編について

第1話「スーパー派遣登場!」

舞台は東京。新卒で就職に失敗した森美雪(加藤あい)がアルバイトを経てハケンライフ(派遣会社)に登録するところから始める。一方で今回の舞台である株式会社エスアンドエフでは、恒例の鏡開きが行われていた。第二営業部の東海林武(大泉洋)は、辞令をもらい営業部販売二課主任に任命される一方、同期の里中 賢介(小泉孝太郎)はマーケティング課主任に任命される。マーケティング課の人員集めのため、桐島部長(松方弘樹)は以前、総務部で見かけたスーパー派遣、大前春子(篠原涼子)を採用する。同じハケンライフ所属の森美雪(加藤あい)も同時に採用となる

「私を雇って後悔させません」「働くことは生きること」名言が飛び交う第1話となりました。この1話の後世でたくさんの視聴者を囲めたんじゃないでしょうか。今回の資格は「車両系建設機械運転者」これを駆使して森ちゃんが会社から持ち出したディスクを救出します。個人的には東海林さんが大前春子と絡むところが好きです。また、森美幸は人としてどうなのレベルですね。23社就職試験落ちるってネタじゃんと思います。でも、容姿端麗という才能と方向は間違ってるけど努力の人っていうのがあるので、問題ないですね。

第2話 「プライドとホッチキス」

美雪は相変わらず仕事で失敗ばかりしていて、パソコンスキルAランクの男性派遣社員・近耕作(上地雄輔)が新たに配属されたことで居場所を失いかけ、正社員に気に入られようと買い物の雑用を安易に引き受けたことで他の派遣社員から非難され、おまけに15万円もするコーヒーサーバーを壊してしまって大焦り。相談を持ち掛けた春子からも努力不足だと言われ、酷く落ち込んでしまう。そんな中、他の派遣時代の顧客である緑川から春子へ東海林のミスを指摘する電話が入る。それを聞いた、東海林はついに怒りの頂点に達し、彼はバイト時代に極めたホッチキス打ちをもって春子に対決を挑む。社内で二人の対決がスタートし、春子はホッチキスを打った後定規を使って裏から叩き平面化させるこだわりを見せたけど、対する東海林は平面化させて打てるホッチキスを使って軽々と打ちこなし、両者互角の戦いに。そのまま対決は続き、二人が同時に打ち終わると、春子の方で打ち損じがあり結果は東海林の勝利。春子は素直に謝罪した。彼女がわざと負けたのを見切っていた賢介がその後本人に尋ねると、「それは、私がハケンだからです」と一言。東海林は、春子の1mmの狂いも無いホッチキス打ちを見て感心していて、賢介に「到底お前の手に負える女じゃねえぞ」といいます。その翌朝、エレベーターの中で春子と東海林が二人きりになった際、東海林が「挨拶くらいしたらどうなんだ、“大前さん”」と話し掛けると、春子は「おはようございます、“東海林主任”」と返事をしました。落ち込んでいた美雪の方は、憧れる春子の教えに従って買い物の雑用を拒否するようになり、コーヒーサーバーを壊したのが実は桐島(松方弘樹)だったことも分かり一安心。ただ、社内では今日も春子がいつも通りに振舞い、いつもの雰囲気は変わらず・・・。

見どころは、東海林と春子のホッチキス対決ですが、ホッチキスの平面化の場面で、最新型を使っている東海林が有利でしょうと思った人もいたでしょう。ポイントは春子の一連の行動に影響されて周囲の人間が何かを感じて変化していくことですね。今回の話では、美雪はパシリを断るようになり、東海林は春子の能力を徐々に認めるようになろり、賢介は、周りを見る力を養うことが出来ました。桐島部長は・・・コーヒーサーバーを壊しただけでした。

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第3話 「社員の友情 ハケンの仁義」

春子(篠原涼子)の働く食品会社がマグロの実演販売を計画する。東海林(大泉洋)は、マグロ解体の名人・ツネ(小野武彦)と交渉し、解体ショーを行う約束を取り付けることに成功した。しかしツネがケガを負ってしまう。ショーが中止になることを恐れる里中(小泉孝太郎)は、打開策を春子に相談するが、春子は冷たくあしらう。
美雪は一人で昼食を食べることに抵抗があり、ハケンのおしゃれ派閥に入って流されるままに過ごしていたマグロ解体ショー当日。東海林は集まった大勢の客の前でショーの中止を告知し、不満を訴える客を相手にマーケティング課のスタッフも必死に謝りました。また、緑川に謝った部長・桐島(松方弘樹)は、視察に来ていた店の本部長にも説明を要求され、東海林も彼の前で土下座をしてひたすら謝るだけで、現場は最悪な状況。

しかし春子が現れて法被を着始めて「春ちゃんのマグロ解体ショー」が始まりました。威勢の良い掛け声で客の関心を集め、慣れた手付きでマグロを解体していく春子。そのショーは見事なもので、春子によるマグロの“解体”を見てそれを“買いたい”と思った客が殺到し大盛況。緑川や本部長やスタッフは不安気な顔が笑顔に変わり、東海林も春子の姿を見て思わず涙を流しました。実は、春子は昔ツネさんと仕事を共にした“友達”で、ショーの当日にツネさんから仕事に穴を開けたことを悔やむ電話を受けて、春子はその穴埋めとして代役を引き受けたのでした。次の出勤日、春子は休日出勤の特別手当を出すという桐島の言葉に対し、「手当ては要りません。あれは“ビジネス”ではなく、“友達”のためにやったこと」と言ってはっきりと拒否しました。その意外な言葉を聞いた美雪は、馴れ合いの仲間たちにおしゃれ派閥から抜けることを宣言し、一人で頑張る意志を固めました。

その夜、バス停で待っていた春子の元に東海林が現れ、ハケンを信用しなかった過去を謝り、同時に今回の手助けに感謝しました。さらに、東海林が「オレのためかな・・・」と呟くように言うと、空から雪が降り始めて何だか妙なムードに。そして、それを遮るかのようにバスがやってきた頃、また賢介が偶然その場に居合わせた頃、東海林は突然春子にキスをします。

3話目にしてこの女最強じゃんと思いました。東海林の自分本位なキスといいめちゃくちゃじゃないですか~とクザンっぽく言ってしまいます。友達のためにやったいい言葉じゃないですか、かっこよすぎますね。今回の美雪の成長ポイントは、なれ合いからの脱却ですかね。自分を持っている人がどれだけ強いのかが分かってきたのでしょう。賢ちゃんも憧れを感じ始めている春子と親友の東海林のキスを目撃してしまう展開とかやっぱりドラマよねと思います。

 

第4話 「恋とお時給」

東海林(大泉洋)は、キスをした春子(篠原涼子)を意識するようなる。電話番号を渡して積極的にアプローチをするが、春子からの連絡はなく、東海林はやきもきする。東海林はロシアの企業との商談を任されることになり、モスクワでの駐在経験でロシア語に自信がある彼は、春子に良い所を見せようとして商談の秘書に任命しました。しかし当日、東海林がひたすら交渉を進めても、取引先の相手は提示条件に文句を言うばかりでかなり難航。その時、定時時刻が近付いてイライラしていた春子が急に立ち上がり、流暢なロシア語で相手に強気で言い責めるとあっさり交渉成立。「春子はロシア語ができない」と思って邪魔されず安心していた東海林は、鼻を明かすことが出来ず。

美雪は他の派遣の仕事の面接をするために、ズル休みをします。一方、東海林も風邪で休み、春子は高熱が出てるにもかかわらず無理に出社してフラフラ状態。そして美雪は高熱なのに仕事を優先する春子を改めて尊敬し、現在の仕事を頑張って契約更新を目指す決意を固めました。

「私は会社に縛られるような奴隷にはなりたくありません。」同感ですね。この話の美雪の成長ポイントは、どんな状況下でも職務を遂行する春子を見て自分で目標を決めて努力するようになったところですね。一生懸命全員で鍵探す姿を見てこの会社は平和やなと思いました。しかし熱が出てるのにバイクを運転して事故らず鍵を持ち帰るとか普通じゃないですね。あと賢ちゃんは人が良すぎますね。派遣に嘘つかれたら怒れよと思います。スーパー派遣大前春子の原点がママから語られます。確かに最初から何でもできたわけではないですね。600円のレジ打ちから始まって一度も約束を違わなかった。かっこいいですね。

第5話 「お時給インベーダー VS ナマコ大先輩」

S&Fは、嘱託(しょくたく)社員・小笠原(小松政夫)の契約を打ち切ると決断。小笠原を気遣う里中(小泉孝太郎)は退社を阻止しようと、小笠原の企画ということにして新商品の販売を提案する。春子(篠原涼子)は小笠原と市場調査に向かうが、小笠原は全く役に立たない。そんな中、春子は桐島(松方弘樹)の前で小笠原のことを“お荷物”と言い放つ。そして後日、会社に年に一度の国税局の査察が入り、粉飾決算の疑いがあると指摘されたことで販売二課内は大騒ぎとなる。

小笠原さんと桐島部長の関係が明らかになります。昔はお互い切磋琢磨した仲でも往年はここまで差がついてしまうというのもすごいですけどね。東海林の先輩想いも分かるけど、会社にとって必要な存在かどうかが、重要であって少なくともあの時点で小笠原さんは必要ない存在だったのでしょう。人事も桐島部長も正しい判断をしていると思います。ただ直属の上司の賢介でなく、桐島さん自分で引導を渡すべきだと思いますけどね。功労者に対する礼儀でしょう。その後の伝票騒ぎで活躍して首は切られませんでした。

第6話 「涙の残業バレンタイン」

S&Fはチョコレート店と提携し、バレンタインイベントを開催。春子(篠原涼子)の呼び込みで初日はチョコが完売し、東海林(大泉洋)は店に追加注文を頼みに行く。2日目、東海林と春子がささいなことで口論になり、客足が遠のく事態が。一方、会場を仕切る美雪(加藤あい)はイベント後に里中(小泉孝太郎)に誘われ、上気する。

「残業は仕事のとろい無能な社員がお給料を水増しするためにするもの」名言出ました。予知ですねもはや。現在では残業は悪です。会社は残業を推奨しません。今では、時間内にきちんと仕事を終える社員が有能な社員ですね。美雪は賢介に対して恋心を抱くようになってきますね。でも賢ちゃん予想以上に鈍いようです。代議士3名当選させた大前さんが急遽ウグイス嬢をやって大盛況です。

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第7話 「企画コンペに恋は厳禁!」

創業80周年企画案の募集が始動したS&F社。正社員の面々が企画を出し合う中、美雪は派遣社員が安心して食べられる安価でヘルシーな弁当「ハケン弁当」の商品化を企画することに。春子(篠原涼子)はこれを「捨てなさい」と一蹴するが、美雪が思いを寄せるマーケティング課主任・里中(小泉孝太郎)はこの企画を支持。課総出の手伝いの末、企画審査でベスト5に残る快挙を果たす。が、社内ではこの企画が派遣社員の名義であることが大問題に。美雪は周囲からイジメに遭い、クビを宣告されてしまう

企画書の基本は、タイトル・テーマ・タイミングだそうです。たくさんの根回しもいいですね。しかし東海林は最悪な奴ですね。派遣の企画をわが物にしてしまいます。ハケン弁当の企画を美雪が持ってきてチーム一丸で形にします。春子の胎内の歌も披露されます。賢介は考えは、甘いですけど自己の1本のラインがしっかりしています。これがのちの成功につながりますね。行動した美雪は成長しています。行動できない社員や派遣は成長しません。そんなことが垣間見える話でした。また、桐島部長のブラックな部分が徐々に出てきます。ここでブラック大前も出ますね。森美雪を辞めさせるなと脅迫します。

第8話 「派遣にプロポーズ!?」

桐島部長(松方弘樹)の命令でマーケティング課の優良企画「ハケン弁当」を乗っ取った正社員・東海林(大泉洋)。銀行頭取の娘との縁談も持ち上がり絶好調の東海林だが、春子(篠原涼子)への恋心から葛藤。見合いを受けるも、相手の好意に応えられず、しまいには春子の下宿先に押し掛けプロポーズを敢行する。冷たくあしらう春子だが、東海林は必死に食い下がり、その答えを請う。また、東海林は企画を盗まれたにもかかわらず自分を手伝おうとする親友・里中(小泉孝太郎)に良心の呵責を。そんな中、里中の左遷話が浮上。やりきれない東海林は里中を「ハケンは利用して捨てるもんだ」と、わざと挑発し、二人は殴り合いに。

ついに東海林が桐島部長にかみつきます。最後の最後で人になることを選びました。携帯裏に書いてるのに捨ててしまうし、人間ダメなときは何もできません。被害を最小限にすることが大事ですが、不器用な東海林さんは友人を守るためすべてをかけてしまいます。

第9話 「スーパーハケンの過去」

東海林(大泉洋)が辞表を残して姿を消した。東海林を案じる里中(小泉孝太郎)は、“ハケン弁当”の試食販売に使うアナウンス原稿を書いてほしいと、東海林の家にメモを残す。そんな中、春子(篠原涼子)は、会社からの契約延長の話を断る。試食販売の当日、美雪(加藤あい)が会社関係者より預かったイヌが、会場から逃げ出す。

春子の過去が明らかになります。明るくてカラオケが大好きな女性だったようですね。銀行員だった春子はリストラにあって会社を信用しなくなったということですね。逃げ出した犬のクルクルは春子が鍛えた犬でした。ヘッドハンティングされたという東海林にその頭でハンティングが務まるわけがないでしょうともう掛け合いが

第10話「契約終了!! スーパー派遣最後のスキル」

マーケティング課の企画「ハケン弁当」に渋々協力するうち、主任の里中(小泉孝太郎)や新米派遣社員・美雪(加藤あい)ら気のいい同僚たちに心を開き始めた感のある春子(篠原涼子)。契約延長は断固拒否するも、隣の部署の主任・東海林(大泉洋)からプロポーズされ心中は複雑に。さらに里中から「僕にはあなたが必要なんです」と告白され、春子は衝撃を受ける。そんな中、「ハケン弁当」の最終プレゼン日が到来する。

美雪は最後の最後で春子に褒められる。たった3ヶ月でこんなに人は成長するものかと思いますねハケン弁当の販売初日弁当箱が届かないハプニングが起こります。そこで春子の登場です。契約が終わったのに助けてしまいます。常人のすることではないですね。スカイダイビングですよ。最後は東海林のいる名古屋に行ってハケンとして配属されます。「今度はあなたに社長賞を取ってもらいます」という言葉を残して物語は終わります。

続編をやってほしいですね。でもないだろうな。今回改めて全話見ましたけど、テレビ画面に吸い込まれます。こんなに自然入っていけるドラマは今までそうはなかったです。篠原涼子さんの演技力は抜群です。大泉洋さんも芸人かと思うくらい面白いキャラを作ってましたね。一気に全話感想掲載しました。多分過去最高の文字数です。お付き合いいただきありがとうございました。

PS:「ドクターX」の大門未知子と大前春子は同じ種類かもしれません。ふと思いました。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

高校卒業後、九州に来て某3流大学を卒業後、ブラックなアパレル会社に入社し社会人しょっぱなから人生の厳しさを味わう。その反動でフリーターをして、現在の会社に就職。十人十色のビートが世の中ありますが、このブログはどんなビートを生み出せるでしょうか・・・