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どーもゆー・です。皆さん現在アラフォーの方々は、小学生・中学生時代ドリフターズの8時だョ!全員集合を視た世代ですね。僕もおなじですよ。今、YOUTUBEとかで普通に視れて便利な時代です。
当時の土曜日のテレビは、7時 マンガ日本昔話 7時半 クイズダービー 8時 8時だョ!全員集合のゴールデンコースでした。そして歯磨いて寝る小学生でした。これって体験した人にしか分からないけど、なんていうか本当に日本の娯楽で至福のひと時なんです(表現あってるか分かりませんが)。
切なくなるのは、全員集合の前半コントが終わるあたりですね。小学生にとって日曜日休み前の夜は一番楽しみな時間です。そういった時間にこの流れるような番組ラッシュ現在のテレビではないです。
とまあ、熱く語りましたが今日は全員集合を特集します。

Contents
ザッドリフターズって?
元々音楽バンドでスタートし、コントグループになりました。日本最大のコントグループです。活動期は主に1970年代~2000年くらいまでです。通称はドリフで国民的なグループです。今現在も、リーダーのいかりや長介さん以外は健在で昨年は、4人が勢ぞろいでテレビに出ました。志村けんさんは、いかりや長介さんの付き人で初期メンバーの荒井注さんが脱退して正式メンバーとなっています。
バンドとしてのドリフターズ
前期バンド時代の話は割愛しますが、基本的にはカバー曲や替え歌が主体でした。1966年のビートルズの日本公演では、前座を務めたほどです。加藤茶のドラムセットはリンゴスターのとは違うものだったそうです。ビートルズの前座をやったバンドってもうそれだけで価値がちがうでしょうね。ここからドリフの人気が上昇しました。
コメディアンとしてのドリフターズ
大半の方は、こっちしか知らないと思います。当時のコントは今のお茶の間では、流せないでしょう。それもさみしいなあと思います。今の35歳から45歳くらいまでの人は、子供の頃のテレビと言えば必ず全員集合は出てくると思います。
志村がぼけていかりやが突っ込むスタイルを確立したあたりからブレイクが始まります。加藤茶と志村けんがほぼ支えていたと思います。ただ高木ブーや仲本工事もそれぞれ役割をきちんとこなしていたという言い方が正しいでしょうか。
前期は、のっぽ(権力者役のいかりや)、でぶ(無芸大食の高木)、めがね(風見鶏、インテリ役の仲本工事)、はげ(ふてぶてしいおじさん役の荒井)、ちび(いじめられ役の加藤)という、吹き溜まりの集団内での人間関係というチームワークで、加藤がオチを取っていましたが、
後期になり、志村が加入すると、まともでない役のメンバー(特に志村)に、いかりやが突っ込みを入れたり振り回されるという笑いのパターンになり、イントロの高木、つかみの仲本、オチの加藤、さらに加藤のオチよりパワーアップした奇天烈な行為をする志村という各々の順番でいかりやが突っ込みを入れていった。
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もはや伝説の番組「8時だョ!全員集合」
基本的な進行として、ドリフによるコントが中心の前半パート(前半コント)と、体操あるいは合唱団などによるショートコントが中心の後半パートとに分かれていました。前半パートと後半パートとの間には、ゲスト出演者による歌のコーナーがありました。
基本的には生放送の公開番組ですが、録画の回もあったと言います。ドリフターズのスケジュールは木金土の3日間抑えられて木曜日に次週分のネタ作り、金曜日に翌日分の立ち稽古、土曜日にリハーサル、本番へと続くわけですね。
業界の変化により、現在ではこういった大規模の公開生放送番組を毎週1回のペースで作ることは極めて困難であり、かつてドリフのマネージャーを務め、現在ドリフメンバーが所属するイザワオフィス社長の井澤健氏も『週刊新潮』のインタビューで「時代が変わり過ぎて、現在ではもう再現不可能な要素が多過ぎる」と語っています。僕や僕の世代はみんな見ていました。子供に悪影響を与えるとか現在では言われそうですが僕は普通に何の影響もなく、大人になれました。今の子供たちが、この番組を知らないことの方がかわいそうだと思います。
平均視聴率27.3% 最高視聴率50.5%という驚異的な数字をたたき出した化け物番組です。40%が当たり前になっていたので30%台に下がったときに、ドリフは終わったとささやかれたほどです。ギロチン事件や仲本、志村の競馬のノミ行為事件の影響で徐々に人気が低下していき、公開形式での生放送コントにも陰りが見え始めたことに自然に終了しました。ですが、たとえ録画でもいいので前半コントだけは、体力の続く限りやってほしかったですね。
進行タイムはこんな感じ
前CM1、前提供、前CM2:20:01:00 – 20:03:20
22分コント、ゲストの歌1:20:03:20 –
中CM1:1分30秒
ゲストの歌2・3、少年少女合唱隊、ゲストの歌4
中CM2:1分30秒
ショートコント
後CM:1分
エンディング: – 20:52:35
後提供、後タイトル:20:52:35 – 20:53:00(終了)
ステーションブレイク:20:53:00 – 20:54:00
JNNフラッシュニュース:20:54:00
出典:Wikipedia
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オープニング
いかりや長介がステージに一人で居て、8時だョ全員集合という掛け声で音楽がなってメンバー4人が客席から登場する。ここでゲストのも一緒にオープニングソングを並んで歌います。ゲストにはジュリーこと沢田研二さんや松田聖子さんや最近亡くなられた西城秀樹さん有名どころが毎週のように登場していました。
伝説の停電事件
1984年6月16日の放送で、放送開始3秒前に会場「入間市民会館」が停電となり、真っ暗な状況で番組が開始された回がありました。僕はリアルタイムで見ていましたが、スタッフの焦りやメンバーの戸惑いが伝わってきたのを覚えています。特に一度復旧したと思ってまたなるシーンがよく覚えています。最終的には9分後に復旧し、長さんは「8時9分半だョ全員集合」と掛け声をあげていました。
前半コント
全員集合のメインの場面です。しかも生放送で公開でやるので毎回準備も大変でした。特にいかりやさんの追悼番組で、加藤茶さんが「長さんが台本を覚えないからリハーサルがいつも押してた」と発言されています。志村さんも「長さんがあるとき老眼鏡をかけていて、志村に絶対コントで言うなよと釘を刺されていたのにも関わらず、志村は先生目が今日大きいねと発言したら、あとでものすごい怒られた」と語っています。
前半コントの主な種類
学校コント「ドリフの国語算数理化社会」全85回
ゲストの女性はセーラー服、ドリフメンバーは半袖半ズボン(当時の小学生スタイル)で登場し教師役のいかりやが悪態をつくドリフメンバーに突っ込みを入れる方式です。国語算数理科社会という割には、英語の授業もあったりします。男性陣は必ず遅刻をしてきて毎回言い訳をします。また、いかりやが問題を出して、挙手をさせて、さして答えさせてぼけさせるような流れですが、問題も言わずにまず分かる人で挙手させます。さしてから問題を言う方式です。
僕もこれが一番好きでした。特にことわざの長さんをディスる内容の分が一番笑いました。今ではこれだけでも放送的にアウトなんじゃないでしょうか。高木は普通のチョイ悪ガキ、仲本は反省をしない悪ガキ、加藤は頭が足りない悪ガキ、志村は全く読めない動きをする悪ガキのイメージですね。女生徒役には、小柳ルミ子さんや松田聖子さんや小泉今日子さんが登場していました。
母ちゃんコント
母ちゃんなのに最初の挨拶のおいっす~は健在だったのをよく覚えています。未亡人とか言って気持ち悪かった長さんです。
高木ブーは次男・長女役 最初のセリフは「腹減ったよ! 何か作ってくれよ!!」
仲本工事は長男役 最初のセリフは「小遣いくれ!!」機敏な動きでいかりやから逃れます。
加藤茶は三男役 「母ちゃん!(いかりやは「はいよ」と返事) 一本つけろや!!」またいかりやにただいまはと言われると「母ちゃんただいま1本つけろや」と言います。
志村けんは末っ子役 「いかりやさんのお宅はどちらでしょうか? (いかりやは「こちらですよ?」真顔で返事) ここが俺の家か!」「お母さんまたいだ〜(ただいまの部分をアナグラムにする)」「おカマさんまただいた」「お母さん玉代いくら」
それぞれに役割が決まっていてこの定番的な動きが見ていて心地いいんでしょうね。加藤茶の1本つけろやが可愛いです。仲本さんはすごい動きで長さんのしないから免れます。
会社コント
部長のいかりやを中心に平社員で4名が登場します。電話ネタや、志村のオープニングネタ等こんな会社があったら即倒産だろうなということは数多く登場します。長さんが見ていないことをいいことに麻雀を始めたり、やりたい放題の会社です。特に長さんが全員に説教をしているときに電話がかかってきて声がかき消されるシーンとか好きでした。
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五軒家コント
5人がそれぞれの家の主婦・主人・子供・おじいちゃんなど1人で数役を演じます。舞台裏では、付き人またはマネージャーに協力してもらって着替えていたようですね。最終的には衣装やカツラがめちゃくちゃになる場合もあります。
バカ殿コント
志村が白塗りの化粧をした殿様となって登場し、後にフジテレビ系列の「ドリフ大爆笑」でも行なわれ、その後独立した番組になります。これがのちのバカ殿様の原型です。初期はメンバーが側近をしていましたが、独立番組初期では、田代と桑野が侍・じいやの役で、後にダチョウ倶楽部が引き継ぎます。
探検コント
シリーズ 遺跡探検 ジャングル探検 ピラミッド探検と3種類あります。三大事件の一つ火災もこのコント中に起こりました。いかりやが火災だ今日は終了で強制的に終わらせました。
その他にも、金田一コント、修学旅行コント、コンバットコント、パイロットコント、囚人コント、アパートコント、大工コント、忍者コント剣道コント、相撲コント、修行僧コント、問屋コント、民宿コント、警察コント、ボクシングコント、商店街コント、消防署コント、修理工場コントなどまだまだありますが紹介しきれません。とにかく前半コントは、血と汗と涙の結晶です。
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後半について
少年少女合唱隊が「生麦生米生卵」という早口言葉をやったり、ひげダンスや加藤のちょっとだけよ等もありました。その前後で歌が入ります。沢田研二さんや郷ひろみさんなど多くの歌手が歌っていました。そして長さんの次行ってみよーの掛け声でショートコントをやります。このショートコントがまた面白いんです。そして名残惜しいエンディングへ。
まとめ
生放送の性質上全員集合はお正月等でも特番ってなかった気がします。ドリフのメンバーが体を張って作った数々のコントは永遠に不滅だと思います。今見ても普通に笑えるし、温かい気持ちにさせてくれるドリフは今でも僕の心にあります。
PS:クイズダービーのロート製薬のCMがまた時代を感じさせるんですよ。クイズダービーはらたいらがやたらと答えるんで事前に答えを知ってる説が流れましたが、そんなことはなかったそうです。逆に知識抱負そうな教授が全然答えられなかったりして面白かったです。